シンハラ語の紹介

みなさん、こんにちは。
すっかり、秋めいてきましたね。
読書の秋、紅葉の秋、食欲の秋...やっぱりこれかな

今日のブログでは、スリランカの公用語であるシンハラ語について紹介します。
スリランカの公用語はシンハラ語、タミル語、英語です。スリランカは国民の約70%をシンハラ人が占め、シンハラ人は日常的にシンハラ語を話しています。

シンハラ語は日本人にはあまり馴染みがないようにみえますが、実は日本語との共通点も多く意外と親近感が持てる言語です。文字の形も、味があってどことなくカエルやカタツムリの顔に似ている文字とも言われています。

シンハラ語の基本的な文字は54種類あり、このうち母音18文字と子音36文字から成り立っています。シンハラ語の文章では日本語の文章同様、文字は左から右に並べられ、語順も日本語と同じです。このため、日本人がシンハラ語の勉強をしてみると、日本語の語順通りにシンハラ語を話せばいいので案外習得しやすいです。

以下にシンハラ語54文字を載せておきます。

参考文献:野口忠司.シンハラ語の入門. 大学書林, 1994, 5p

 

中でもシンハラ語で興味深いのが、日本語と意味も発音もとても似通った言葉がある点です。
例えば、「名前」を指すシンハラ語は「ナマ(නම)​」、日本語で気にしない「かまいません」を指すシンハラ語は「カマッネヘ(කමක් නැහැ)」、日本語で「こわい、やばい」を指すシンハラ語は「バヤイ(බයයි)」と言います。う~ん、やっぱり似ている。
他にも、日本語だと「おいしい、きれい、大きい、小さい...」のように「い」で終わる形容詞がたくさんありますが、シンハラ語にも「ラサイ(රසයි)、ラッサナイ(ලස්සනයි)、ロクイ(ලොකුයි)、ポディイ(පොඩියි)...」というように「い」で終わる形容詞がたくさんあります。他にも探せば、もっと出てくるはず!日本語との共通点を見つけるのも面白いですよね。

最後に簡単なシンハラ語のあいさつをご紹介します。

こんにちは          アーユボワン(ආයුබෝවන්)
どうもありがとうございます  ボホマ ストゥティー(බොහොම ස්තුතියි)
私の名前は~です       マゲーナマ+名前(මගේ නම​ ~)
私は日本人です        ママ ジャパン ジャーティカヤェク(මම ජපන් ජාතිකයෙක්)
良い一日を          スバダワサック(සුභ දවසක්)
さようなら          ギヒン エンナム(ගිහින් එන්නම්)

スリランカの都市部では英語も通じますが、外国人が自分の国の言葉を使って話しかけてくれると現地の人も嬉しいはずです。スリランカを旅行したり、日本に住んでいるスリランカ人と話すときにぜひ使ってみてください。

 

2019年10月06日